落合陽一さんって案外人懐っこい感じがした -トークイベント感想-
「エンジニアたるもの、落合陽一の言葉を生で聞いてみたい!」
と思い、本日こちらのイベントに行ってきました。
落合陽一が今、20代エンジニアに伝えたいこと - サポーターズCoLab
今日のイベントの感想をつらつらと書き留めておきます。
世間からの第一印象とは違った人間らしさ
そもそも「落合陽一を見てみたい」というミーハー心で行ったので、落合陽一に関してはあまり知識がありませんでした。
テレビで見たのと、少し前にTwitterで見かけたのと、Wikiでざっと調べたくらいの印象。
『合理的で頭が良くて、”メディアアーティスト”という何か不思議な活動やってる筑波大の教員』
ぐらいの感じだったので、某ホリエモン的な、「日本オワコンw」ってよく言うちょっと辛口の自由人なんかなーぐらいに思ってましたが、全然印象が違いましたね。(自由人というのは合ってるかも?)
今日のイベントを通して感じた印象は、
- 案外アナログを嫌悪していない。「デジタルであること」よりも、「どれが効率的か?」を重要視している
- 日本のことをそんなに悪く思っていない
- 「大学に行くのは大事だと思うよ!」「大学院は行っとこう」「博士とったほうがいい」等、今流行りの学生起業云々よりも学問や専門性を大事にしている(教員なので当たり前かw)
- 案外人好きみたい。「僕忙しいんで、これで。」キャラかと思っていたが、「次NewsPicksの収録あるけど楽しいからもうちょっと!w」みたいな一幕もあって、結局30分延長して質問に答えてくれててカワイイなって思った
- Youtubeでは公式チャンネルで全く動画配信していないので、落合陽一の動画があったら大体違法アップロード
って感じですね。
あくまで私が感じた主観なので、違う点はいっぱいあると思いますが。
案外人間らしさがあって、人懐っこくて、物言いがキツくなくて(笑)、面倒見がいいなと言う印象がありましたね。
こういう部分でも、メディアで見てる人の印象なんてほんの一部なんだなぁと感じます。
良いなぁと思った発言
以下、グッときた言葉を、備忘録としても残しておきます。
- 若さは武器にならない。最年少でやったことはどうでも良い。何をしたかが重要
- 技術革新やらAIやら最近よく言うが(もちろんそれは今後も伸びるが)、落合さん的には「それ自動化するならスマホを人間に渡した方が速くね?」とか思ってしまう方らしい。いかに効率的に、最適化するか、と言うことに重きを置いている。
- 今まではマス、汎用性の高いものが重要視されてきたが、今後は個人的な課題解決の需要が伸びていく。そのためには単なるシステム開発ではなく、現場でお客さんとインタラクティブにやりとりして機械学習ができるシステムが重要。
- (これから何をすべきか?という学生に対して)博士を取ったらいい。これから技術インフラは広がっていき、エンジニアとして働く人は増えるし、そうすると汎用的な技術しか使えない人は替えが効くようになるから、自分独自の専門性を持つと良い。
- スマホの次はARグラス、これ絶対来るでしょ!みんな欲しいと思うし。あとは技術が揃えばOK
- 量子コンピュータは、Googleとか資本力のあるところがもっとすごい発明をして世界を変えると思う(これは私よく分からなかったんで後で調べますw)
- 落合さんが思う日本の三大問題は、「高齢化、人口減少、公と私の区別が無いこと」。
- 忙しい落合さん、時短には「人に聞くのが一番!」
- 具体的に数値目標を決めて取り組むと良いよ。10年で論文5本書く、とか。
- 何かしたいなら、とにかく予定を埋めること。(これはホリエモンも同じこと言ってた)
- これからの日本に絶望してます的なコメントに対して、「えーそうかぁ?ジジババに囲まれて楽しく生きようぜ〜!w」
これね。情報収拾が何より大事、速読で本読もう。って思いました。
仕入れた情報をもとに考えないと、何を考えたってただの妄想になっちゃうからね。
あと印象的だったのは、「僕の発言が切り取られてることが多いけど、結構言い切りで話さないタイプなんですよね。」って言う話。
今も、文章としては言い切りが書きやすいからそう書いちゃってるけど、話し方としては
「◯◯だと思うんですよね〜」「◯◯じゃないっすか?」
って言い方が多かったです。
結構良い意味で日本人的と言うか、柔らかい人だなぁと言う印象を受けました。
今日はそのほかにも技術的な話をしてくれたり、結構為になった講演会でした。
最近今の仕事にも慣れてきたことだし、いろんなイベントとかハッカソンとか参加してこうかな。