Shibuchaaaan

好きな麺とお酒と、たまに仕事の話を書いてます。

建築はもっとIT化してもいいと思う

みなさんお疲れ様です。

 

今回も、ふと思ったことを書きます。

 

私は建設不動産業界で働いているのですが、以前仕事で建設現場を視察しに行った際に、強く感じたことがあります。

 

それは、

建築はこんなにもアナログのままなのか!

という驚きでした。

 

まず基礎などの印のために地面に打つ墨は、全て手作業。

それも、タコ糸に墨を染み込ませたものをピンと張って、はじくと真っすぐな線が描ける といったように非常に古典的な方法。

また、天井のボードも一つ一つ手作業で職人さんがビスを打っていくのです。1つの天井板に6つくらい打ってたかな。

もちろん職人さんは電動ドライバーで手際よく打っていくので凄まじいスピードでビス打ちをこなしていきますが、1つずつ手作業で行うその姿に、ジェネレーションギャップのようなものを感じました。

 

この辺りは、もっとIT化すべきだと思うのです。

例えば、基礎への墨出しなんかは、図面を読み取ってその通りに機械が真っ直ぐ墨を描くとか、きっとできると思うんですよね。

詳しい知識はないので理想語りみたいになっちゃいますけど。

家の形覚えて効率的に移動するお掃除ロボットが家庭向けに売られる時代なのですから、図面通りに印を真っ直ぐ付けるロボットが居てもおかしくないものです。

 

それに、天井へのビス打ちだって、天井板の寸法が決まっているのだからそれに合わせて6つ一気に固定させることのできる機械があってもいいと思うのですが…。

 

全てをIT化、自動化すべき!とまでは言いません。

やはり人が入る建物なので手作業が必要な部分もあるでしょうし、安全性の確保の面もあります。

 

ただ、こういった、今にも自動化できそうな事を未だに職人さんが時間とお金をかけて行っているというのは、なんとも勿体無い気がするのです。

それなら、実際の作業を自動化させて人件費と時間を節約し、職人さんはチェックに時間を回すとか、もっと効率良く建築をする方法は考えられると思うんですよね。

 

まあこの業界も入りたてでかなりの知識不足はありますが、建設業に関しては、なんとなく昔の職人技のままでここまで来てしまい、未だに進化していない部分があまりにも多いと感じました。

 

だから今、建設業界で職人・技術者不足で困っているなどの問題が起きているのではないでしょうか。

もちろんその職につく人が減っているから人手が足りていないのですが、足りていない部分を少しでも手伝える技術があれば、改善される問題だと思います。

 

そんな事ここに書くなら会社に言えばいいじゃん、って思われるかもしれませんが、あいにく私は入社したてでぺーぺーの新人なのでそんな事を口にはできず…(笑)

 

まぁ、現に今、ナントカ機械?とかどっかの企業が建設機械のIT化進めてるってニュースもちょくちょく見ますし、これからそういうのが進んでいくのだと思いますけれども…。

 

もっともっと、時代に対応したモノやサービス、考え方が出てくるといい世の中になっていきそうですね。