Shibuchaaaan

好きな麺とお酒と、たまに仕事の話を書いてます。

今を生きる、ということ

お盆明けちゃったよ。

絶望しているしぶです。

 

このお盆は実家に帰省し、自然の中でダラダラ過ごしてTechAcademy(オンラインプログラミングスクールです。https://techacademy.jp/htmlcss-trial)の課題をやって本を読むという、普段の私からは想像もつかないほど素晴らしい時間を過ごしていました。

 

勢いに任せて3冊くらい本を買ったのですが、その中の一冊、ヤマザキマリさんの「国境のない生き方」がとても面白かったのでご紹介します。

 

 

 

この本は、『テルマエ・ロマエ』の作者であるヤマザキマリさんの半生を綴ったもので、なかなか波乱万丈な半生を送られていたので純粋に読んでて楽しかったです。

 

ということで、心に響いた部分を少しピックアップ。

 

まず一つ目は『月がきれいだなぁ、生きていて良かった』という描写の部分。

とても共感できます。

私は昔から自然を眺めるのが好きで、きれいな景色を見ると「生きていて良かった、私の生きている地球はこんなにも美しいんだ」とよく思ったものです。(今も思ってます笑)

特に辛いとき、苦しいときなんかは夕焼け、朝焼け、青空やきれいな海、山を眺めて、ただ生きてて良かった、としか思わなくて、そんな悩みがどうでも良くなって、本当に助けられていたような気がします。

そういうふうに、今生きている世界、地球はこんなにも美しいのだと、美しい自然とともに生きるのだということを頭の片隅に入れておきましょう的な話でした。

 

その他にも、『生きるということは騙し騙され、現実は厳しい』という描写が刺さりましたね。

 

私は海外旅行が凄く好きなのですが、ツアーパックみたいなのは嫌いで、ホテルと航空券だけ取って予定はフリーで行くのが最高に好きです。

普段日本にいて都会に暮らし、色んなものに守られて生きているのだなぁとよく考えるので、そんな守られた生活から少し抜け出して自分の身一つでどこまで行けるかやってみたい!という好奇心が私を海外に行かせたがるのでしょう。

とは言っても、前もって予約してある安全なホテルに泊まったり危ないところは行かないので、そこはまだまだ小心者ですが(笑)

 

日本にいれば、どこにでも24時間営業のコンビニや牛丼屋がある。道に迷っても分かりやすい地図や標識が至るところにあり、人も親切。電車で爆睡してても(大体は)財布を盗まれないし、終点で起こしてくれる人だっている。

これらはとてもいいことだし便利なんだけど、そういう優しい環境にばかりいると、厳しい現実を『生き抜く力』みたいなものが弱くなっていってしまう気がするのです。

まぁ個人的な意見なんで、日本で易しく生きたいってのも間違いではないと思いますが。

こんなに安全で優しい日本でだって、変な詐欺や事件が絶えません。いつ自分が騙されるのか分からないのです。

が、やっぱり日本は平和なので、あまり警戒せず全てを信用して生活してしまいがちです。

ただ、少しは自分のものさしで事を判断する癖をつけたほうがいいと思います。

人やモノを「疑う」というと、悪いように聞こえるかもしれません。

私はそう思っちゃうタイプなので。

でも「疑う」というより、「伝聞が正しいとは限らないから、自分で見て、聞いて、判断する」ということなのだと思います。

 

要は、「自分で判断せい、人のせいにするな!」ということ。

 

自分の人生を生きるためには、自分の感情に正面から向き合い、自分のものさしでモノを見て、自分の選択をして生きていく必要があるのだと思いました。

 

過去にすがらず、未来に悲観せず、今を自分のありのままで生きる、ということを教えられた一冊でした。